バツイチ女60代のチャレンジ人生

人生も後半、下流老人にならないため、人生をもっと豊かにするために奮闘する60代女性のブログです。

女性活躍、ジェンダーレスなんて、絵に描いた餅でしかない現実


こんにちは、ノーティです♪

今日はご近所さんとの会話から考えてしまったことのお話です。


女性活躍



女性が輝く社会が来るのはいつ?


ここ数年で、女性差別や女性活躍、ジェンダーレス社会と言った言葉が社会一般にかなり広まった感がありますよね。

ところで、女性差別撤廃条約というのがあります。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/josi/index.html

女子差別撤廃条約は、男女の完全な平等の達成に貢献することを目的として、女子に対するあらゆる差別を撤廃することを基本理念としています。具体的には、「女子に対する差別」を定義し、締約国に対し、政治的及び公的活動、並びに経済的及び社会的活動における差別の撤廃のために適当な措置をとることを求めています。
 本条約は、1979年の第34回国連総会において採択され、1981年に発効しました。日本は1985年に締結しました。


日本での締結は1985年です。

35年も経ってるのに、まだまだ社会的にも女性差別がなくなっているとも思わないし、女性が活躍しているとは全く言えない現状です。


それ以上に、いや、だからこそかもしれません、特に家庭内ではそんな言葉すら全く知らないとか、知っててもそれは単なる風潮であって、自分には関係ないと思っている男性が多いです。

ニュースを見れば歴然です。

奥さんが命令したことを聞かないから殴って大けがをさせてしまった、もしくはそれ以上の結末になってしまったとか、性犯罪とか。

女性は自分よりも下の人間と無意識に考えている男性が起こす事件を毎日のように見ない日はありません。


見過ごされてしまいがちな日常にはびこる女性差別


ニュースになるような事件でなくても、日常で当たり前に差別を受けている女性はかなりいるはずですよね。


ご近所に犬の散歩でたまに会う女性がいます。
とても優しい方で、お子さんはおらず、ワンちゃんを一番大事にしている方です。

毎日の散歩は欠かせないし、お話しの中で頻繁に美容院や動物病院へ連れて行くというお話しを聞きます。

その方の旦那さんはコロナ禍によりリモートワークとなったのですが、彼女もフルタイムで通勤が必要なお仕事をされています。

ですが、毎日2回のワンちゃんの散歩は奥様が行っています。
朝、出勤前と、帰宅後にです。
朝は寒い時間に無理やり寝ているワンコを起こしていくそうです。
帰宅後は暗く寒い中、年を取って目のあまり見えないワンコを散歩させます。

彼女は帰宅後、朝干したけどすでに冷たく湿ってしまった洗濯物を取り込みます。
そして犬の散歩後に夕飯の支度をし、食事後は後片付けを行います。
一休みする間もなく、洗濯物を畳んでしまいます。

そうこうするうちにもうお風呂に入って寝る時間です。

翌日も同じことの繰り返しです。

あ、昼の食事をどうしてるか聞くのを忘れました。
彼女のことだから、作り置きしているのかもしれません。

何が言いたいのかというと、その旦那さんは、おそらく一日のうち少なくとも通勤時間の2時間を自由時間にできたのに、それまでと何ら変わらない生活をしているのです。



その分、奥様の負担も増えてしまいました。
何も変わらないなら、別に負担増えてないんでは?と思われるかもしれません。

でも以外とあるんです。

例えば、彼女が出勤の準備をしていても、「あれ、どこ?」「あれ、持ってきて」などと邪魔が入る。

昼ごはんの準備をしてから出勤。(おそらく)

帰宅後、家が散らかっているので片づけることになる。(物を移動させたり、使ったままになっている、洗い物が残っている、お菓子を食べて出たごみを始末しない等)


犬の散歩はおろか、洗濯物も日の出ているうちに取り込むこともしない。
食べた食器の後片付けもしない。

ひどくないですか?
せめてこの3つくらいはしてくれてもよくないですか?

彼女のストレスは半端ないはずです。
しかし、彼女が「少しはやってくれたら?」と言っても、何だかんだ言い訳をつけて何もやらないそうです。




コロナ禍で実感する女性差別


最近目にするのはリモート離婚、コロナ離婚という言葉。

リモート離婚の場合でも理由は様々ですが、男性の女性に対する考え方が根本原因である場合がかなりあると思います。

女性が専業主婦の場合、通勤がないんだからその分は家事育児を手伝ってほしいが、男性側はそれが専業主婦の仕事だろうという認識
女性が兼業主婦の場合で二人でリモートでも、男性だけリモートでも家事は全て奥さん任せ


コロナ禍の状況で一緒に過ごす時間が長くなることで、これまでは男性の収入の方が多いからと不満に蓋をしていたのが、リモートで時間ができても何も変わらないどころか、負担が増えてしまった。

そう感じた女性が、「おそらく一生こんなだよね?」と気づいて離婚に踏み切る、というストーリーがあるようです。

10年後も「女性が輝く社会」へ変わらないと思える背景


男性が女性を下に見る体質、これはいくら世界的にジェンダーフリーが叫ばれて、国内でもTVや様々なメディアが女性差別を取り上げて、ジェンダーフリーを社会に浸透させようとしても、すでに日本社会や慣習として何百年も昔から沁みついたものをなくすのは無理です。

発展途上国の状況からすれば日本はましだというのも一般に浸透しない理由で、特に年寄りの男性が多い政治の世界では、TOPはやってますという姿勢をアピールするためだけに「女性が輝く社会」を口にするだけになっています。


35年ほとんど進歩がないのに、これから10年経っても女性差別が無くなっているとは到底思えません。


今の子供たちがジェンダーフリーの考え方を身に着けて大人になっていくことで変わっていくかもしれません。

それ以降の世代はあからさまにではないけれど、社会や親から男尊女卑の考え方を知らず知らずに身に着けてしまっていますから。

男性に変わるきっかけを与えない女性の存在


ご近所さんの話に戻りますが、私は彼女に、「ワンちゃんを置いて数日実家に帰ってみては?」とアドバイスしました。

リモートで家にいるんだから、何とかなるでしょう。

彼女は笑っていましたが、おそらくそうすることはないだろうなと思います。

そんな旦那さんに不満を持ちながらも、自分を抑えてこれからも二人はお互いずっと変わらないんだろうなと。


今、肉体的にも精神的にも男性に虐げられている女性達は自分からNOを言えない限り、そこからは抜け出せません。

男性に変わるきっかけをあげていませんからね。


平等に生きていけるパートナーを探すのに必要なこと


女性が結婚や恋愛をする相手を決めるとき、まずその先の二人の生活を想像してください。

一通りの家事ができる人で、この人なら家事育児を公平に一緒にやっていけるという相手を選ぶことが大切です。


一生をともにする覚悟で結ばれたとしても、家事育児を全て任されてその上相手の面倒もみなければならないとなると、女性の負担はとても大きくなります。


相手の面倒を見るというのは、使ったものを元の場所に戻さない、ゴミをゴミ箱に入れない、脱いだものを脱いだままそこらに置きっぱなしにするなど、その片づけをやることになるとか、「あれ持ってきて」「あれやって」と面倒なことをやらされることです。

母親に甘やかされて育った男性は、そうなりがちです。

家事育児と言葉では短い4文字で済んでしまうけれど、実際に行うことは幅広く様々なことをやることになります。

そして時間が取られます。

自由になる時間が減るのです。

一人なら食事も簡単にできるし、家を散らかさないように気を配ることもできるので、家事に掛かる時間は短時間で済みます。

家族ができると、想像以上にやることが増えるのです。

多くの男性は、専業主婦には「仕事してないんだから、時間が充分あるだろう」、兼業主婦には「稼ぎが少ないんだから」「パートなんだから」、専業だろうと兼業だろうと「家事育児なんて女の仕事だろ」「子育てなんて女じゃないと無理」とほざきます。

実際は、家事育児と言えないようなこと、例えばゴミをゴミ箱に入れるとか、脱いだものを表に返してすぐ洗える状態に戻して洗濯かごに入れることすらできない男性が多いのです。



結婚したい理由って


そんな文句言うなら、何で結婚したの?

そう思う方がいるかもしれませんね。


結婚前は時間がありましたよね?

女性だろうが男性だろうが、やりたいことがあれば結婚を意識しないと思います。
家族ができたら自分のやりたいことができなくなる可能性がありますからね。


特にこれと言ってやりたいことがない人は、自由な時間に孤独を感じることになるのです。

人恋しくなって恋人が欲しい、結婚したい、家族が欲しい


そして好きだとか、経済的に安心だという気持だけで伴侶を決めてしまうと、家事育児は女性の仕事と考え、たまに少し手伝ったくらいで自慢するような旦那さんに不満を持つことになるわけです。

ここでは男性側の考えは置いておきます。
私の憶測かもしれませんが、結婚している女性の3分の2はそうゆう状態にあると思います。


自分の健康くらいは管理してほしい


最後に、またご近所さんの話に戻ります。


リモートなのに家事を分担してくれない不満もありますが、加えて、旦那さんの健康にもよくないですよね。

お二人は40代後半から50代前半で、旦那さんは普通より太めです。

もともと通勤くらいしか運動の機会がない中年男性が、リモートでもっと動かなくなってしまった。

そして、会社時代はそれほどしなかった間食も、家ならいつでも好きなだけ食べ放題状態。

体重も増えているようです。

中年になると、20代30代の頃に比べて代謝が悪くなっていますから、同じだけ食べても太りやすいのに、運動量も減ってしまったら体脂肪が増える一方です。

通勤のストレスが無くなった分、ゆっくり過ごしたいという気持はわかりますが、せめて自分の健康くらいは自分で管理してほしいですよね。

来年の健康診断が気になるところです。





それでは♪